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「なんとく生きていた。ある日、猫を拾った。それだけの事。今度こそ、俺が先に死ねるだろうか。」 記憶喪失の少年・時任を拾った久保田。獣化した右手を持つ時任は、自分の正体を知りたいと言う。 “WA”と呼ばれる謎の薬。獣化した遺体へと変貌を遂げる中毒者。薬を取り巻くいくつもの組織。 90年代の横浜。人間。生と死。ふたりはその渦に巻き込まれてゆく。行く先は、誰も知らない。 |
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【久保田誠人】Makoto Kubota ◆飄々淡々としていて掴み所のない、不思議な男。 生きている事には無頓着にさえ見えるが、 生きてゆく為の「何か」を求める事に異常なまでに執着している。 生い立ち等はいっさい謎。 ヘビースモーカー(セブンスターを愛飲)で、麻雀等の賭事が趣味。 目新しい物にはすぐ手を延ばしてみる悪癖有り。 出雲会という暴力団に、数カ月間だけ所属していた。 「葛西」という、刑事の叔父を持つ。 |
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【時任稔】Minoru Tokito ◆獣化した右手を、黒い革手袋の下に隠している少年。 恐いくらいに真っ直ぐな精神を持ち、行動原理は単純。 甘やかされ気質の為か「王様俺様」的な態度を取るも、 曲がった事は大嫌いで、他人の為の労力も惜しまない。 が、基本的に構ってもらえないと拗ねて癇癪を起こす猫気質。 久保田と出会うまでの記憶が無く、自分の正体を探している。 趣味はTVゲーム。何事にも嵌まり易く、飽きっぽいのが難点。 右手が引き起こす激痛の発作持ち。 |